お家のお掃除 清掃業の定期清掃との違い

清掃業の定期清掃を行うと非常にきれいになります。通常1ヶ月、半年、1年と時間をかけて熟成された汚れを2,3時間で落としてしまいます。その分、強い洗剤や特殊な機械や肉体から発生させる力が必要になります。強い洗剤は手が荒れ、目に入れば失明します。空気中に舞い上がる水蒸気の中に洗剤の物質が混ざっているのは、言うまでもありません。特殊な機械は素材を痛めつけます。汚れも落ちますが、傷もつきます。力が必要です。真剣にやろうと思えばくたくたになります。以上のように清掃業の清掃はお家のお掃除とは少し違います。短時間の間にきれいにする。それが目的です。お家のお掃除はそこに住む人が健康的に、お家を痛めつけることなく、毎日続けることができ、しなければいけないほかのお仕事、お料理やお洗濯をこなしていくだけの体力を温存しながら楽しく生活する場所を作っていくことです。私も清掃業ですが、家では極力派手なことはしません。「あっという間に」などのコピーがついていると、避けます。その危険性を知っているからです。バケツにお水を汲んで、お酢を少し入れて、タオルで拭く。タオルを二つ折ると、八面を使うことができる優れものです。汚れのひどいところには特に何回も拭きます。特に力を入れません。お酢や使っても中性洗剤を薄くして使います。それでも、きれいになります。先日も元上司が部屋に遊びに来たとき、初めて入った部屋を見て、「きれいですね」言ってくれました。清掃に関してはやかましい人です。これで十分だと思います。健康と楽しさが継続できるようなお掃除を目指して行きたいです。