風水に夢中だったころがありました。

以前、すごく熱を上げていたのが「風水」です。西に黄色は言うに及ばす、カーテンの色から、服の色、家具の色とか観葉植物とか盛り塩、など神経質になっていました。会社でいやなことがあると、帰ってきて何が問題だったのかと検討して、部屋の模様替えをしたりしました。黄色いお財布を買ったり、ラッキカラーの下着を買ったりしました。2つ、3つと記事を読むものですから、正反対のことが書かれていることもあります。そんな時は3時間ぐらいかけて、リサーチです。文献をあさって、「ここは違う。こうすれば?」などとご飯を食べる暇もなく、のめりこんでいました。そのうち、「これはいくらお金があっても足りない」と言うことに気付きました。何しろ、石油が材料になっているものは使えません。化石燃料は「昔の生物の死骸」だからです。風水にとってこれはマズイです。天然木を中心としたお部屋に住まわなければいけなくなります。方位が悪ければ、家のせいにして引越しも考えます。そのうち、パタッとやめてしまいました。ドクター・コパも直居由美里も李家幽竹も読まなくなりました。結果は出ていましたが、それだけ出て行く金額も多かったように思います。自分の顔を見ても、余り楽しそうではありません。目を血走らせ、資料と格闘し、ご飯は抜き。健康運は最低です。のめりこみ過ぎる私の性格では難しかったかもしれませんね。そんな風水ですが、今でもやっているのは、「換気」と「掃除」です。玄関も以前だったら毎日、拭き掃除です。しかし、疲れきった体ではとってもしんどく、翌日の仕事に差し支えてしまします。手を抜いてます。お酢で吹くのも、1週間に一度の虫除けと浄化が目的です。風水では禁忌とされている黒い家具もバリバリあります。壊れた椅子を使っています。南の窓には白いカーテンです。玄関はきれいですが。置き物があります。破れたストッキングも「・・・パンツなら、目立たないか」と履いてます。枕カバーは本来落ち着いた色を選びますが、オレンジです。それも、バスタオルです。観葉植物もありません、虫と土のカビがどうもだめです。サボテンぐらいはいいかなと思ってみましたが、サボテンは部屋に入れることができないので、ベランダです。これから寒くなるので、なんかかわいそうで。盛り塩は浄化のときだけ、1ヶ月に1回です。年中、置いとけません。お洋服はもうトンと見なくなったラッキーカラーを大きくはずしていると思います。財布も薄汚れた黄色ではなく、黒の財布を大切に使います。拭いてきれいにしてあります。拭く布はラベンダー色の木綿ではありませんが。でも、明るくなりました。誰にでも、挨拶ができるようになりました。空気をこまめに入れ替えたり、掃除をしたり、洗濯したり、旬のお野菜や果物をを食べたり、冬は暖かい格好で、夏は涼しい服装で、きちんと挨拶ができて、たまに大笑いして、神様仏様に「ありがとう」を言って、ゆったり音楽を聴きます。文章を書いて楽しんでいきます。仕事もありますが、何とかこなして、ね。