普賢菩薩さん

普賢菩薩さんは私の守り本尊です。こちらの仏さんも観音さんに負けないぐらいお忙しい仏さんです。慈悲の仏さんです。いろいろなところに行って悩みを聞き、助けてあげます。私達は悩み事があると、ストレートに解決できると考えがちです。私もそうでした。目が悪いと、お参りすれば、翌日にはぱあっと目が見えるようになる。そんな事は起こりません。しかし、いいお医者さんと出会ったり、しっかり時間通りに点眼する目薬が効いてきたり、病気を深く考えることで今までの生活を改めたり、辞めた仕事が実は自分に合っていなかったと気付かせてくれたり、自分の本当にやりたいことを見つけられたり・・・。案外、まわり道かなと思えることも、実は大きくて、根っこの問題だったりします。しかし、いいお医者さんを紹介してくれても、そこに行かなければ、治りません。目薬を処方されても、本人が点眼しなければだめです。病気になっても今までと同じ生活をしていたら悪化します。病気になる前のような生活を続けていたら、たぶんこの世にはいなかったと思います。気付き。気付かせてくれる環境を整えてくれる。いい環境か悪い環境かは問題ではなく、その環境でいかに気付くかなのかなと思いました。それを教えてくれたのが普賢さんです。「・・・が欲しい」「・・・になりたい」はただの欲求にすぎないんじゃないかな。「普遍たる生き方」ということの意味を見つけようとする時、きっと光が見えて来ると思います。楽しみとかワクワクとかありがとうとか。それがその人にとっての唯一無比の幸せになると教えてもらいました。大好きな菩薩さんです。
福井県原発に「ふげん」「もんじゅ」と名づけて、人間は真ん中のお釈迦様にでもなったつもりなんでしょうか?原発自体は賛成でも反対でもないけど、この命名センスはちょっと頭を傾げます。