近くのお地蔵さんと龍神さん

近くにお地蔵さんがいらっしゃいます。「おもかる地蔵」さんです。願い事が叶うかどうかを、お地蔵さんを抱き上げてその重さの感覚で判断できると言われています。ここのお地蔵さんはとても小さくて、かわいらしいですが、パワーはすごいです。いつも小さな羊羹をお供えします。「オン カカ カビサン マイエ ソワカ」。ちょっとの間、心の中でお話をしていると、最初はちょっと厳しいお顔ですが、徐々に笑顔になってきます。お地蔵さんが笑顔になると私も笑顔になります。最初は気持ちが入りすぎて、眉間にしわが寄ってたりしますが、徐々に力が抜けていく感じです。「そのまま、まっすぐ進みなさい」とお地蔵さん。「ぐにゃぐにゃの回り道場ばかりですが」と私が言うと。「歩くときはどんな道だろうと、顔はまっすぐを見ているでしょ」それはそうだ。納得です。お礼を言って、すぐそばの川に向かいます。春は満開の桜、初夏は黄色いお花で川べりがきれいに色づき、近所の人を和ましてくれます。そこにお酒を差し上げます。川ということもあって、少し強めに唱えます。「オン メイギャ シャニエイ ソワカ」川は様々な霊が集まるので、午前中の晴れた日しか行きません。それも早い時間です。暗くなってからは行かないようにしています。龍神さんにちゃんと届くように強く念じます。お願いごとはあまりしません。しかし、いつも心の中で呟くのは「今日が昨日より、ほんの少しだけいい日でありますように」それだけ。