怒りに変わる前にやること

哀しみや苦しみが怒りに変わる前、手を打たなければいけません。様々な世界を揺るがすような事件が頻発し、怒りがぐつぐつと大きな鍋の中で煮え始めています。また、人間が自身を守ろうとしたとき、相手を過剰なまでに攻撃していく心理に歯止めをかけなければいけません。私は海外情勢にも国際政治にも詳しくないので、身近なところで考えます。職場では、小さな紛争がよく起こります。あの人が気に入らないから、仕事のやり方が間違っているなどと主張してくる人がいます。よく話してみると、結局「自分のことを認めろ」と「私の仕事を奪うな」ということになります。細かい「鬱憤晴らし」などは彫っておきますが。清掃業界はよくあります。こういうことが。なぜか。「それは誰も自分の仕事の成果、『きれい』な状態がわからないからです。「ちょっと、新人さん、。私が清掃したところきれいでしょ」きれいは私たちが決めるものではありません。お客さんが決めることです。「あの人より私のほうが清掃したところはきれいでしょ」比べるものではありません。そして、仲たがいして、清掃レベルはどんどん低下していきます。相手のせいにして、自分はやってますと大騒ぎしている人を見ていると、めを背けたくなります。清掃ができるんだと威張っている人のそばには寄りません。同僚に聞かれました「何で、喧嘩やいじめなど清掃業界では多いんですか」と聞かれ即答しました。「自信がないから」。自分のやった仕事のレベルがわからず、不安な状態です。私がそんな業界で何とかやってきたのは、「スキルを磨く」の一点に集中したからです。スキルをしっかりつけたら、次に行きます。いつまでも泥舟に乗っていることはできません。喧嘩になる前に次のステージへ行きます。不条理や不認識のかたまりだった会社は倒産したり、事故を起こしたり、スケジュールにあなをあけたり、人が集まらなかったり、買収されて仕事時間が短くなったりしています。こんな境遇に置かれている人は多いかと思います。私は「スキルを磨き、次のステージに移行する」ことをお勧めします。なぜなら、そんな組織は5年ともたないか、縮小するからです。