私の好きな音楽『涙そうそう』

涙そうそう」。涙がいっぱい、ポロポロこぼれると言う意味があります。夏川りみが有名ですが、元はBEGIN、森山良子の曲です。とても静かで、心の中に静かな波が行ったり来たりを繰り返すように聞こえます。私のカラオケソングでよく歌いました。特に2番が響きます。

「一番星に祈る それがわたしのくせになり」から始まる歌詞には本当に胸が締め付けられます。
「あなたの場所から私が 見えたら きっといつか 会えると信じ 生きていく」
いろんな人が雲の間から、私のことを覗いています。弟、息子、母、イヌのしろ、ふじ、ネコのくろ。みんなが覗いています。
いつか、本屋さんをやりたいです。途中、目の病気になって、辞めちゃったけど、もう一度本屋さんをやってみたいです。
病気になって、療養していたときに考えていました。その時には、きっと治っていると思います。
黄色のお花畑のなかの木造の小さな本屋さんです。弟は発注します。息子はポップを書いてます。しろはレジに座ってます。ふじはお掃除をしています。くろは寝てます。母はご飯を作っています。いろんなお客さんが来ます。夏目漱石松本清張司馬遼太郎山崎豊子。「いい本ある?」とやってきます。観音さんや普賢さん、お地蔵さん、龍神さんが来るとみんなで表に出て、ご飯やおまんじゅうを食べます。地面に座って、「ねえ、面白い話ない?」とみんなが私に聞きます。私が生きていた頃の話をします。つらい話や愚痴や悪口はみんなの顔が曇るので言いません。それを言うときは、ちょっとだけ面白くします。みんなで大笑いして、一日が過ぎていきます。「また明日ね」みんなが帰ってお店が閉まったら、ご飯の時間です。こんなに大勢で食べたことがないので、楽しくて・・・。しろやふじが、食べている私のほうをじっと見ているので、おかずを分けてあげます。みんなでワイワイと本当に楽しくて・・・。母や弟や息子は、「食べて」とご飯をよそってくれたりします。ご飯がおいしくて・・・。涙がポロポロ出てきます。
そのときまでに、いっぱい楽しいこと、がんばってうれしかったこと、笑ったことを仕込んでおきます。
涙そうそう」。そのときまで、涙はとっておきます。
G+にあげておきます。いろいろな想いで、聞いてください。