私の好きな音楽 見上げてごらん 夜の星を

元気になる曲です。坂本九さんの曲です。一度は聞いたことがあると思います。一年間療養していたとき、特に聞いていました。視界が真っ白で何もかも、紗がかかった状態で、顔の判別ができず、今まで気にしなかった自動車や自転車に恐怖を感じていました。信号は見えず、誰か一緒に渡る人が来るまで青信号であっても渡りませんでした。そんな時に鼻歌代わりにうたっていました。小さい歩幅でヒョコヒョコ歩きながら、歌っていました。見上げてごらん、夜の星を。夜はお星様なんて見えやしない。かろうじて見えるお月様はギザギザでした。でも丸い形が四葉のクローバーのように見えて少し得した気分です。ささやかな幸せを歌ってる。お買い物に出かけるときもこの歌は一緒です。両手で食材を持って、ヨッコラヨッコラです。一人で歩きます。坂を上ります。静かにお日様が照らしてくれます。一歩一歩です。二人なら苦しくなんかないよ。未だ完治せず、失明の危険はあります。ちょっと怖いです。難病と一緒に歩きます。見上げます、大きな空を。躓くかもしれない足元の石ころやブロック、段差を気にせずにほんの少し勇気を出して、顔を上げてみる。そんな気持ちがわいてくる曲です。Gプラスのみすず日記にあげておきました。
※難病指定に入っていない。視力が安定しないので障害年金がもらえない。けど、何とかしちゃいます。ボチボチがんばります。そしてこのがんばり、誰にも文句は言わせません。