名古屋のお菓子 おはぎ

お彼岸が近づいてきました。お彼岸を過ぎるといよいよ冬が間近に迫ってきます。寒いのはいやですね。この時期に欠かせないおはぎを買ってきました。懐かしい味です。きな粉が二つ、あんこが一つです。それぞれお供えします。ブログの記事のネタと神様仏様にお供えするんであって、決して食べたいわけじゃありません。しかし、後ほど捨てるのはしのびないので、体内へ断捨離ですが。
お彼岸のおはぎとぼた餅の違いはお分かりですか?春は牡丹の花が咲くからぼた餅、秋は萩の花が咲くからだそうです。名古屋は和菓子が非常に指示される街です。お供え用のお饅頭が売れるのも、お寺の数が日本一だからでしょうか。通常、お店には「進物」「祝菓子」「朝生」の商品で構成されています。名古屋人は見栄っ張りなので、祝菓子も進物も良く売れます。そして、「朝生」はお店の顔です。一年を通していろいろなお饅頭が顔を揃えます。春はうぐいす餅、桜餅、蓬餅、三色団子。夏は水饅頭、若鮎、水羊羹。冬はイチゴ大福、新年菓子などです。今の季節、秋になると栗きんとん、栗蒸し羊羹、栗おはぎ、栗大福、芋饅頭、かぼちゃのケーキなどです。季節のお菓子も売れますが、年中売れるのが、「粒餡を使ったお菓子」です。粒餡のお菓子は庶民の味と呼ばれています。一方、漉し餡は上品で高級な味です。名古屋は京都に比べてやはり庶民中心なのですね。昔から大切に守られてきたおはぎを神様仏様と一緒にいただきます。ブラックのコーヒーが良く会います。