私の好きな音楽 特撮編

明日は病院の後、美容院とスケジュールが詰まっているため、ブログが書けないかも知れないので,もう一本アップします。平成の男性アイドルには大甘ですが、昭和の特撮には厳しいこのブログの特撮特集第二弾は「マイティ・ジャック」です。出てくるおじ様が全てかっこよく見えるのは、私だけではないはずです。ハイネックにブレザーは被り物や着ぐるみが中心であるこの時代の特撮映画では反則ものです。オチャラケも一切なしです。隊長を含め、全員が普段は本職があります。地図屋さんの店長やプロゴルファー、テストパイロット、果てはクラブのママいる始末です。本職の方がやり方によってはお金が稼げそうだと推測できますので、「悪と闘う、世界に平和を」の裏家業は完全に小遣い稼ぎの範疇だったと思うと空恐ろしくなりますね。また、ダブルワークと知られたら、普通の会社や公務員だったら、完全にクビが飛んでいます。それでもクールに見えるのは、たぶんある種の「開き直り」かもしれません。しかし、全員がかっこいい事にはかわりありません。
特撮ではハードも重要なアイテムです。マイティ号は洗練されていますが、全体がグレーでもあり、地味感は拭い去れません。せめて、轟天号のように船体を赤く塗って、敵の攻撃を一身に浴びる覚悟を見せて欲しかったですが、ここでも「クール」です。機能優先の船体にひとかけらの遊びもありません。マイティ号が出動するシーンはかっこいいです。隊員たちがマイティ号に乗り組むまでの様子やマイティ号のドッグへ水が注入されていくシーンは圧巻ですが、時間がかかりすぎのような気が若干します。これだけの時間をかけてたら、悪役組織は楽に一仕事、二仕事を終わらせています。また、音楽はけちのつけようがありません。なんたって「世界の富田勲」です。まるで湘南でサーフィンを楽しんでいるような爽やかなギターリフはいいですね。しかし、円谷プロとしては「怪奇大作戦」の次に秀逸な作品といえますね。お馴染みのGプラスのみすず日記に上げておきます。
※昭和のスケールの大きなスパイ映画です。