私の好きな音楽 昔の好きな映画音楽

今回は音楽?いや映画?難しいところです。小さい頃、どっぷりはまっていたのが、「ゴジラ」。そうあの怪獣の「ゴジラ」です。本を読んでいるか、ゴジラのえを書いているかのおとなしい子供でしたが、親戚が集まるお正月で「将来何になりたいの?」と叔母さんに聞かれて、「ゴジラのお嫁さん」と答えて周囲を唖然とさせたものです。物心ついてからはゴジラももちろん好きでしたが、初代ゴジラに登場した平田昭彦に夢中になり、ゴジラ仲間からは「裏切り者」と呼ばれていました。ゴジラのシリーズは続きます。しかし、それを追いかける子供時代が終わり、流れる時代のトレンドに身を預けるとゴジラのことは「あー、野球の松井選手?」と返すほど、遠くなりました。沢口靖子が新作ゴジラシリーズに出演する頃のキャッチフレーズ「ゴジラの恋人」には軽く嫉妬しましたが、「昔の男の事なんか」。そんな感じでした。しかし、最近、「シンゴジラ」をネットで見ました。「ゴジラも幸せになってくれてればいいけど・・・」昔の思い出がふと頭をよぎります。「あの頃は、お互いが若かったのよね」とゴジラを完全に元カレ扱いし、タバコをふかしながら見た映像にわたしは愕然としました。ゴジラが東京に現れ、そのゴジラに電車を突っ込ませて倒すシーンです。ゴジラが・・・、倒れた・・・、電車にあたって・・・。失神しそうになりました。たとえるなら、大相撲の白鳳が土俵上で天才子役の芦田愛菜のぶちかましを受けて、膝をつく。そんな感じです。さよなら、ゴジラ・・・。わたしの中の最強のあなたはもういない。そんなわけでゴジラのテーマ、悲しくなるから聞けません。ここでご紹介するのは、その後いろんな恋をしました。「海底軍艦」の神宮寺艦長にほれたときはゴジラ仲間から「老け専」と叩かれました。よく考えると怪獣、チョイ悪科学者、おじいさん艦長と、私の恋愛遍歴も捨てたものじゃないと思います。「まともな人間と恋しろよ」と言われるかもしもれませんが、後悔はありません。でも、この曲を聴くたびに涙が頬を伝います。海底軍艦轟天号 マーチです。いつものように、G+のみすず日記にそっと飾っておきます。
ゴジラに夢中になっていた最中、「ガメラ」に気持ちが揺れましたが、一線は越えていません。