うちの近くの神社に、、、

家の近くには神社があります。歩いて2分ほどのところです。2年前、引っ越してきた時、こんなに近くに神社があることにビックリしました。まえに住んでいた公営住宅のときも、よく神社に通っていました。それも頻繁にです。今住んでいる家に決めるとき、私は殆ど目が見えませんでした。右目は0,01.視力検査で看護婦さんが目の前で、「指、何本ですか」と聞かれて、街がえるほどでした。左目も0,1。視力検査表の一番上が見えるか、どうかです。虫眼鏡片手で物件探しです。福祉の方にお手伝いいただきながら、決めました。ここでいいか。決めたとき、なぜそう思ったのかは覚えてません。引越しの翌日には、目の手術のため、大学病院へ入院です。引越し先の地理もわからないまま、2週間が経過し退院。目薬の副作用や炎症でひどくなった白内障の手術です。視力も何と回復し、部屋の片づけをしながら気分転換がてら、近所の散策です。セブンイレブンが近くにあり、スーパーが半径1キロの中に3件も。食べるとこはありませんが、お料理は得意なので?まあ、いいか。バス停はこことここか。などと思いながら、帰ってくると、「あれ!」。なんといえのすぐ近くに神社があるじゃないですか!ああ、そうか。きっと、今まで通っていた神社さんがきっと連れてきてくれたのかと感じました。「みすずは楽しい人だから」と紹介してくれたのでしょうか。「高牟神社」。大きな神社です。応神天皇様、ムスビノカミ様が祀られています。静かで、石段はうっそうとした木々で太陽光がさえぎられていますが、昇りきると、パアっと明るい境内になります。お日様が暖かく迎えてくれます。禊をして境内にはいります。静かに静かに、ゆっくりと歩きます。そのうち、風が吹いてきます。「よう、来たな」と声が聞こえてきそうです。お参り最中、「もっと近くに」と言う声が聞こえてきます。顔を賽銭箱に通じる1ヶ所だけ開いているところに近づけると、ヒバ油のいい香りとともに強い風が頬をなでていきます。「ありがとうございました。また、お参りに寄らせていただきます。」と語りかけると、夫婦杉様、山神社様、白山神社様、神明社様、護国神社様に挨拶します。境内の真ん中に立つと、お日様が暖かく見守ってくれています。立っていると笑顔が止まらなくなります。神社を後にすると、すっきりした気分です。朝、8時の散策で思いがけない宝物をいただきました。