RareHolder②.

前に書いた原稿です。アメリカから日本に来たライターの女性がニューハーフのくろちゃんと多くの生活の知恵を持つ日本のおばあちゃん桜さんと出会い、生活の問題を解決していきます。


テックライターのジェニファー・コリンズです。前回はお買い物の時間短縮術をご紹介しました。それ以外にも日本から学ぶ事はたくさんあります。ワンルームの1階に住んでいますから、洗濯物も気軽に干せません。特に下着類。12月にはとうとう盗まれてしまいました。お気に入りのパンツです。大体、目星はついています。マンションの隣に住むおばあさん、桜さんにこのことを話すと「ジェニファー、男物の下着と一緒に干すと良いらしいわよ。彼がいると思って手を出さないらしいわ」。早速、セブン・イレブンのネットから男性用のトランクスを注文しました。そして、私の下着と一緒に干しました。しかし、またやられました。男性用のトランクスがやられました。考えるのが面倒なので、今は部屋干しです。このほかにも日本では様々な生活の中の工夫があります。今回は桜さんから聞いたその一つをご紹介します。
「フローリングの床を米のとぎ汁でふくとワックス代わりになる」と言うものです。米のとぎ汁とワックスの成分が良く似ているらしいのです。レッツ・トライです。前日にといだお米の汁をコーラのペットボトルに入れておきます。その翌朝、床をきれいに箒で掃き、米のとぎ汁にひたして、よく絞った雑巾でふきあげます。窓はもちろん全開です。そして、ふきあげます。それから扇風機で乾かします。これをもう一回行います。部屋の半分が終わったら、残りの半分です。同様のやり方で行います。なんと簡単で、ワックスの臭いもなく、古いワックスをはがす必要もありません。かかった時間は40分ぐらいでしょうか。「キラキラ」はしませんが、落ち着いた光沢はお気に入りです。これを2週間に1回ぐらいやれば大丈夫でしょう。ただし、前に住んでいた人が窓際をぬらしたのかフローリングが白くなっています。そこは念入りに行います。ほんとうになにをやってくれたんだか!今回は日本人だけが知っているメンテナンス方法をお伝えしました。
                                  テックライター:ジェニファー・コリンズ